2014年1月20日月曜日

GE2漫画描くぞプロジェクト・1週目〜イラスト専が漫画に挑むよ〜

漫画を書いている。

表題にもあるように、GE2の同人漫画(非エロ)である。
今度の夏コミで出すことを目標にしている。

こんなブログを書くことを思い立った理由を最初から説明すると、まず私は、趣味でイラストを描いており、その原点は、まあ何かを創作して発表することが好きだ、というところからきている。
そのイラストが、最近はどうも行き詰まって来て、何故だろうと自己分析したところ、やっぱり自分は文字ベースで、何かを認識し、思考し、外に出すことによって喜びを感じるタイプなんだなあと気づいたからだ。このブログなんて最たるものだ。というか、このブログは別に、自分に何か目標を課したりしてるわけでもないのに、それなりに細々と続いているあたり、やっぱりそれは正しいんじゃないかと思うのである。こんだけアホみたいに長文が多いのも、別に自分に縛りを入れているわけでもなくて、書き始めるとそれくらいの分量に自然となっていくのであって、まあどちらかというと、もっと平易に簡潔に書いた方が読む側には喜ばれるんだろうが、同時にそれも私にとっては難しいのである。

漫画は、元々書いてみたかった。だが、イラストから入った私にとって、漫画は未知の領域だった。そもそも、イラストはキャラ1体でも十分に完結する表現手段であって、そのくせ1枚描くのに6〜8時間くらい(キャラ1体がポーズをとっている一般的な萌えイラストであってもだ)かかってしまう。漫画は、その点、キャラが一言「あ」とでも喋ろうものなら、前述の認識を踏まえれば、その「あ」というセリフを表現するために、6〜8時間もの作業時間を求められるわけであって、そうなってくると、そのセリフの応酬とキャラの躍動をもってしてひとつの何かを表現しようなどと考えると、もうわけがわからないのである。というか、正直、6〜8時間もあれば、私であれば、それなりの規模の小説を1本書いてしまうことができる。

それなりに効率性を求める必要がどうしてもあると感じた。趣味に効率性を求めだすともうそれは別の何かであるような気がしたが、私という人間が通常に装備しているモチベーションと作業時間、そして最低限何かを表現するために必要な物語のスパンを考えると、そもそも1本の漫画を完結させるためにそれなりの効率性の探求は求められると思う。どのように簡略化するか(実際の作業も、そして思考レベルについても)。そしてもっと重要なのは、どのように段取りをして作業を進めるか。これを私は、実はずっと考えて来た。


そして、あくまで机上レベルでだが、それはついに私の中で、実際に漫画を描くことができるという結論に達するまでに煮詰まった。私は、私には漫画がかけると認識したのである。


ここに、計画表がある。

日付 ノルマページ数
1月19日 2
1月26日 5
2月2日 8
2月9日 11
2月16日 14
2月23日 17
3月2日 20
3月9日 23
3月16日 26
3月23日 29
1週間3ページのノルマを設定した。
最初の週が少ないのは、これを決めたのが、週の中頃だったからである。

そして現段階でなかなかヤバいなと思っているのは、19があけた現在、2ページ目がまだ途中という事実である。まあ、机上の計画とはいえ、ここまで作画に時間がかかるとは思ってもいなかった。というか、これでも結構効率化したつもりなのである。事前準備もそれなりにし、作業はスムーズに進んでいるはずだったのにも関わらず、だ。


更なる効率化を進めなければならない。そして、何か自分の進捗を監視するシステムが必要だ。
ということで、私はこのブログに、1週間に一度進捗と、作業をしていて気づいた、漫画作成のための効率化の断片をここに記すことにした。大丈夫、私はこうして文章でベラベラとまくしたてることが好きである。これはきっと、漫画を完成させる上で、有益なツールとなる。


早速、この土日での作業で気づいたことを下にまとめる。それぞれの項は非常に断片的であり、全体としての脈絡はほぼないが、許して欲しい。そして、もしこれが、これを読んでくださっているあなたの一助となれば、幸いである。私が思うに、イラストは描けるが、漫画は(描きたいのに)描けないという人は、一定の人数は存在しているはずなのだ。


・使用しているツール
使用するツールは、SAI、SAIFON、Excelである。SAIで基本的に作成し、SAIFONで文字を入れる。Excelは、背景作画等、直線が多い物体を描くときに使用する。何故これらのツールを用いたかについては、SAIについては、これが最も手になじみ、かつ、私がセルシス製のソフトとの相性がすこぶる悪いこと、またExcelについては、仕事柄よく使っているので、下手に新しいソフトを導入するよりも、これを利用したほうが良いと判断したからである。
なお、枠線もSAIで引く。別に引けると思う。具体的な説明が欲しいという方がおられたら、解説をしようと思う。


・プロットを作るとやりやすい
私は今回、作画作業の前に、プロットを作成した。これが、結構いいと(今の段階では)思っている。
プロットは、端的に言えばVIPSSみたいな文章である。セリフの応酬と、特に必要があれば、キャラクタの動作や環境についてのメモを入れる。1本の漫画で書けるストーリーはそれほど多くないので、そういう規模の話になるように意識した。私は元々小説を書いていたこともあり、この作業は1日、1〜2時間程度で終わった。

ラフは、これを利用して作った。最初に全てラフを描いてしまうのではなく、これから描く分だけを描き、すぐに作画作業に入った。
こうすることで、ラフの段階で、純粋に、全体の配置について気を配れた。心置きなく、1ページを一枚のページとして認識することができると思った。恐らくだが、このことはコマ割りにおいて、結構重要だと思う。


・意外とセリフで画面は隠れる(部分的な描画がメイン)
作画をしていて気づいたのは、意外と、セリフによって作画範囲がしぼられるな、ということだった。ここから考えられることは、1.最初に文字やセリフを入れてしまうべき ということと、2.全体のバランスを考える作業をある程度スポイルできる ということだ。
1.については、そうすることで、最初にセリフ等で作画が隠れる範囲が確定し、無駄な描画をしなくても良くなると思ったからだ。
また、2.についてだが、イラストの場合は、全身がくまなく画面上に発現するため、バランス(特に人体のそれ)には、かなり入念なチェックが必要だった。しかし、漫画の場合は、セリフの影響や、そもそも人体の一部分のみが描かれるコマが存在する。そして、そのようなコマを描くときは、全体のバランスチェックをスポイルして作業を進めていっていい。
そして、その作業時間は、細部の書き込みに費やされるべきだと思った。イラストの場合は、細部がある程度ラフであっても、全体のバランスが整っていれば、それも「味」になる場合もある。しかし、漫画の場合、そして、上記のような、オブジェクトの一部のみの描画になる場合、その細部がどれだけ書き込まれているかによって、見た目の「うまさ」は判断されるのではないかと考えた。だからきっと、漫画の場合は、全体のラフはそこそこで、必要となった細部の描画に多く神経を注ぐべきなのだ。


・キャラデザを暗記することは重要。なお、どのようにベタ処理するかについても覚えておくべき
キャラデザを頭の中に保存して作業することは重要だと思った。それも、保存するのはモノクロで描いたときのイメージである。ラフを引くときに、そのイメージをもって、直接引く(表現が難しいが)ことができるからである。資料をスタックし、ラフでは身体だけを描き、後から服を着せていくイラスト式の、基本とされている書き方では、正直遅すぎる。


・線画とベタ処理は同一レイヤー
これは絵柄にも関わってくるので一概には言えなさそうだが、こうするのが早いと思う。大体、線画を引いて、いちいち範囲選択をしているとそれだけで作業時間が倍加する。私は範囲選択作業が嫌いである。そして、それを前提に線画を描くことが更に我慢ならない。ベタ処理をペン入れと同時進行ですることによって、範囲選択処理の回数は半分以下になると思う。これは効率化を進める上ででかい。


・毛先の処理はわりと適当でいい
これは上記とかぶる部分があるかもしれない。髪、特に金髪等の、白色で表現すべき髪は、後で範囲選択して塗る必要がない。いや、トーンを貼りまくってクオリティを更に上げたいのであればそうすべきだろうが、私はしない。面倒くさい。そして、ある程度適当に毛先の処理をしたほうが躍動感がでる。これは、イラストを描いていたときに、漫画を読んでうらやましく思っていたポイントである。


・遠くの人物を描くのが辛い
この点が、補いきれない経験不足を感じたところだった。漫画を描く上で、バランスを考えなくてはならないのがロングで描く場合だが、キャラが画面を大きく縦断する場合には、迷いなく「イラスト式」でいったらいいかと思う。十分にバランスを吟味する意味があると思う。しかし、遠くにぽつんとそいつが立っているコマはどうだろう。正直、こんな小さな面積のためにバランスを吟味する作業などやってられないし、しかし、その作業を省いていることで、遠くのキャラの動きは、さながら地面に落ちたまま放置された人形のそれである。
シルエットでとらえる練習をすべきだと思った。バランスは、そもそも左右反転を繰り返し、吟味することでかろうじて整うものではなく、もっと感覚的に整っていくものなのだと思った。これについては、描きながら修行をしていこうと思う。


以上である。また来週にも同じことをする(はず)だと思うので、更新に期待していてください。